2025年2月 7日 (金)

松弁KITCHENで小盛牛めし5セットを頼んだらえらいことになった

参考:松弁KITCHEN店舗一覧

うちからぎりぎり歩いて行ける圏内に、松弁KITCHEN 中河原店がある。
松屋と松のやの併設店で、店内飲食ができない持ち帰り専門の店なのだが、松弁ネットを使って注文した場合、ポイントが倍付けになる。期間限定のキャンペーンというわけではなく、今のところ常時倍付けの様子。
さらに、松屋メニューでも松のやメニューでも、一人前注文すると味噌汁が1つついてくる。うかつに豚汁セットなんぞ頼もうものなら、豚汁セットに味噌汁が追加される。

ネットで積極的にアピールしているわけでもないし、他の松弁KITCHENでやってるのかどうかもわからないが、なかなかの大盤振る舞いなのだ。まあ、松弁KITCHENは全国でも5店舗しかないまだまだ試験導入段階の業態なので、本格展開始めたらまた変わってくる可能性もあるが、ポイント倍付けも味噌汁セットも今のところ通年でやっている。
自分は松弁ネットのヘビーユーザーであるため、もともとポイント還元が20%付くことが多いのだが、それが倍になって40%還元である。

あるメニューを5つ購入すると、さらに2つ購入出来るだけのポイントがつく。つまり、実質28.5%引きに相当する。

松弁ネットはまとめ買い割引きなんかもあるので、併用するとなかなか凄いことになる。
ちょっと前の週末に焼き牛めし(後付け)のアレンジ研究をしようかと、牛めしアラカルト弁当5セット(300円引き)を注文したのだけど、小盛牛めし5つで1700円税込。さらに味噌汁が5つと、次回以降使える商品引換券(半熟卵、生卵、キムチ、ポテトサラダのどれか1品)が20枚(4枚綴りが5セット)、ポイント40%(680ポイント)がついてきた。
5セットのまとめ買い商品だからって、おまけの味噌汁と商品引換券まで律儀に5セット付いてきたのはどっかおかしいと思うのだが、あれで採算ちゃんととれてるのかちょっと不安になる。

小盛とはいえ、味噌汁セットで一つ当たり実質243円は、物価高の昨今においてかなりの大盤振る舞いなのではないだろうか。
まとめ買い割引きとの併用はあくまで極端な例だが、常時ポイント還元40%がというのはお値段的にはかなりのインパクトがある。

 

 

 

 

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2025年2月 2日 (日)

保険のポイント変換するのにWAONカード作った

保険のポイントが溜まってて失効が近いので、電子マネーに変換した。
参考:保険のポイント還元でAmazonの捨て垢使った話

最近、近所にまいばすけっとが出来たので、今回はWAONポイントに変換することにした。
額にして約1万5千円なんだけど、今回もというか変換するのにだいぶ右往左往するハメになったので、そのお話。

最初に、まいばすけっとでWAON POINTカード(無料)を作ったが、ポイント変換サイトをよく見るとWAON POINTカードは使えません、の記載を発見。

なんだよけちくせーな、とか思いつつ、300円のWAONカードを購入して変換サイトに登録。ついでにスマートWAON(Webサイト)のアカウントを作ってWAONカードとWAON POINTカードを連携。
ポイントはイオン銀行端末からWAONステーションに入って「WAON(電子マネー)を受け取り」で受け取れるらしいので、近所のミニストップのイオン銀行端末いってやってみるが「未使用のカードではポイントサービスをご利用できません」と言われて受け取れない。

で、一旦諦めてエラーメッセージでぐぐって調べて謎が氷解。
WAON POINTとWAONポイントはまったく別ものだというのが諸悪の根源だった。

WAON POINTは楽天で言うところの楽天ポイントに相当するもので、WAON POINTカードやWAONアプリを提示して買い物するとポイントバックされる。
一方、WAONポイントは楽天で言うところの楽天Edyに相当するチャージ式電子マネー。なので、ポイントバックではなくて、クレジットカードや現金からチャージして使う。
ちなみに、スマートWAONサイトではWAON POINTカードとWAONカードの両方を登録しておくと、WAON POINTをWAONポイントに変換することが出来る。ただ、サイトで変換しただけでは処理は完了せず、WAONステーションに入って「WAON(電子マネー)を受け取り」をしないといけない。
WAONステーションの「WAON(電子マネー)を受け取り」は、過去にチャージ履歴のないWAONカードではエラーになってしまうが、そこで表示されるエラーが「未使用のカードではポイントサービスをご利用できません」というメッセージ。

つまり、「未使用のカードではポイントサービスをご利用できません」とかいうエラーは、1回でいいからWAONカードにチャージをしろ、という意味だったのだ。
イオン銀行端末からWAONステーションに入る前に、「現金でチャージする」を選んで1回チャージ(1000円から)をしてやり、その後にWAONステーション→WAON(電子マネー)を受け取りをすると、無事受け取ることが出来た。

とりあえず、どういう仕組みなのかはだいたいわかったが、名前とUIがひどい。
WAONステーションといのは、スーパーとかにおいてるWAON端末の機能で、WAON端末は現金を取り扱うことが出来ない。なので、チャージ系の機能がない。事前にスマートWAON(Webサイト)で他のポイント(WAON POINT、マイナポイント等)を変換しておいたのを受け取る、残高照会、クレカ連携設定の変更とかが主な機能。
イオン銀行端末にはWAONステーション相当の機能もあるが、WAON端末をエミュレートしているだけなので、イオン銀行端末の機能と連携することが出来ない。チャージの画面に遷移させることが出来ずエラーメッセージを出すだけ、というUIになってしまう。

で、よーく調べてみると他にもいろいろ事情があって

  • マイナポイント等との連携があるので変換サービスの名前には一般名称である「ポイントサービス」を使わざるを得ない
  • チャージをしていなくても、他のWAONカードからの引継をしていれば利用実績と見なされるので、チャージ履歴がありませんというエラーに出来ない

という理由で「未使用のカードではポイントサービスをご利用できません」という意味不明なメッセージになっているようだ。

メモリがreadになることはできませんでした」並みの理不尽メッセージなんじゃないかと思う。

 

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2025年1月26日 (日)

湯垢を髪の毛で落とすというエコ発想

風呂上がりに浴室の水滴をしっかりぬぐって換気するようになってから、浴室の黒カビ発生率がほぼゼロになった。
おかげでしっかり気合入れて大掃除、みたいなことはほぼしなくて良くなっているのだけど、それだけでは解決しない問題が、浴槽の湯垢である。
 
浴槽の湯垢は身体から出た皮脂とかがお湯に溶けて浴槽にこびりついてしまっているものなので、洗剤で洗い流したりといったことが難しい。
体感的に一番有効なのは研磨。糊みたいにくっついているので爪とかでカリカリやったら物理的に剥がせる。ただ、一面に張り付いてる湯垢をそんなもので落とすのは現実的ではない。
 
そこで最近編み出したのが、研磨剤として排水口に溜まった髪の毛を使う、というやり方。湯垢が目立つ部分に髪の毛の塊を押し当ててよじるようにこすりつけてやると、ベトベト油汚れ的なものが髪の毛に絡め取られていくのである。
残念ながら、それでピカピカになるかと言われると難しいのだけど、変色するほど湯垢が溜まっている箇所を大雑把にきれいにすることはできる。
使った髪の毛はなんかねりっとかどろっとした感じの塊になるので、燃えるゴミとしてぽいしてしまえばよい。排水口に溜まる髪の毛を消費するので、排水口の掃除にもなると言う一石二鳥のエコ発想。
 
排水口の髪の毛を隙間に入り込んだ汚れをこすり取るのに利用するというのは他でもいろいろ応用が利きそうと思うのだけど、どうだろうか。
え? 汚い? 掃除なんだから汚いのは当たり前でしょ。

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2024年12月30日 (月)

コミケ帰りに無駄に遠回りした話

今年もサークル参加はほとんど参加賞でした。ウィッチクエスト目当てで来る人って根本的にいないので、よほどのことがない限り初見さんを相手にすることになります。それでウィッチクエストわかんないと理解出来ないもの出してるんだから、しょうがないですね。
まあ、コミケでしか会えない人とか居るのでもちろん楽しいは楽しいんですよ。人のいりもだいぶ戻ってきてますし。

まあ、そんな話はおいといて、今回はサークル参加の帰りにちょっと特殊なルートを使って帰宅したので、そのお話。
特に理由が合ったというわけでもなく、なんかネタになることしようかと思って、あえていつもと違う交通機関をと考えて、我が家最寄りの京王府中駅とコミケ会場から比較的近いある場所を結ぶ直通バスがあることを思いだしたわけです。

そのある場所とは……羽田空港。

そう、羽田空港から府中駅への空港連絡バスである。
具体的なルートは、東京BRTで新橋まで出て、山手線で浜松町へ、東京モノレールで空港に向かい、空港バスを押さえて府中へ。
正直、二度と使わないであろうルート。なんせ、空港バスは高いし本数も少ない。かといって早く着くわけでもない。ぶっちゃけ、テクテクライフの空港モノレール線スタンプラリーに空港内の現地ぬりが目的だったので、どちらもコンプ出来てしまったらもう用はない。

一つありがたかったのは、空港バスは車体が観光バスなので、トランクルームが使えること。コミケサークル参加の大きい荷物をトランクルームに放り込んで身軽になってリクライニングシートに座れるので、身体は非常に楽だった。
事前予約が必要になるけど、国際展示場近くを出る空港バスを利用すればもしかしたら身体は一番楽かもしれない。まあ、やらないけど。

 

 

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2024年12月12日 (木)

焼き牛丼(後付け)

焼き牛丼と言えば東京チカラめし。牛焼肉丼とかカルビ丼とか言われるジャンルの料理であるが、ここで話をするのはそれらとは全然別の料理。

ずばり、買ってきた牛丼を焼いてお焦げを付けたものである。
まず、なぜそんなものを思い付いたのか,と言うところから話をしよう。

テイクアウトした牛丼をひっくり返して皿にあけたことはあるだろうか。こうするとつゆの染みたご飯の配置がわかる。
普通に考えると、上から染みていきそうな者だが、実際には一番底の部分が一番濃く染みているのだ。
そして、牛丼のつゆと言えば、醤油ベースで甘をつけただし汁なわけだが、これって焼きおにぎりのタレと非常によく似た内容である。
ということは、上手いこと底のご飯を焼いて焼き目を付けてやれば香ばしくて美味しいのでは、とひらめいたわけである。

思い付いたのは良いが、上手いこと焼き目つけるというのがけっこう難しい。
理想を言えば、形を保ったまま全体に焼き目を付けたいところであるが、焼きおにぎりとは圧縮率?が違う上にサイズが大きいので、そのままの形で焼くのはどう考えても不可能。
なので、ちょっと潰してお好み焼きっぽい感じでフライパンで焼いてみたところ、そこそこいけることが判明。
うっすら焼き色が付く感じに焼いてやると、焼きおにぎりの美味いところと同じ味になる。ライスバーガーを崩して食べる感じに近いかもしれない。味変としてはかなりアリ。

似たようなことをしている人が居ないかと探してみたところ、牛丼風限界焼きおにぎりなんてものを発見。牛丼っぽい材料を混ぜ合わせている点が異なるが、焼き目を付けてひっくり返すやり方は参考になると思う。

注意点としては、肉を直接焼いてしまわないことと、しっかり押しつけて固めてしまうこと。ご飯の部分と比べると肉は焦げやすいので、つゆの染みたご飯の部分を下にしてフライパンに空けて、押しつけて固めるときにも肉がこぼれてしまわないように注意。
めんどくさければ焼くのは片面だけで良い。その場合は焼きおにぎりではなく、ビビンバ的な何かになる。
焼きおにぎりのように両面焼きたいなら、小盛とかにして上下反転して重ね合わせてニコイチにする、とかすればいいだろう。
一つの小盛牛めしを上手いこと折り重ねられるなら両面焼きフライパンで良い感じに出来るかもしれない。焼いた後なら冷凍保存とかもありだし、休みの日にまとめ買いしてチャレンジしてみようか。

 

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2024年12月10日 (火)

軌跡TCGの話(売ってない件)

予想はしてたけど、マイナー商品すぎて一般TCGショップにはブースターパックは並んでいないようだ。X(Twitter)で検索してみた限り、イエサブみたいな専門店であれば取り寄せは可能みたいなんだけど、取り寄せするくらいなら最初から通販で買うわな……。

もしかしたらファルコムのお膝元の立川ならと一縷の望みで、立川のAnimateとイエサブを回ってみたけど、なかった。第二弾の予約はいくつか受け付けているサイトがあったが、第一弾のブースターに関しては通販もほぼ全滅。
シールド戦の大会が予定されているっぽいので、在庫がないって事はないはずなんだけど、公式サイトでも直販してない上に取扱店舗情報もない。せめて直販かファルコムショップでの取扱があれば……。

それはそれとして、遊んでる人の動画を見たけど、デュエマに近い感じのシステムになってるっぽい。
キャラの召還コストはCPで、CPはベースに置いたカードの数だけ1ターンに湧く。ベースには1ターン1枚ずつしかカードを置けないので、普通にやっていればターン毎にCPが1つずつ増えていく。
それとは別に他ゲームで言うところの魔法カード的な能力に使うEPもあるんだけど、どうやらこれがベースにあるカードをタップする(アクション状態にする)ことで捻出するらしい。
つまり、ベースに置いたカードはCPとEPの両方のリソース元になる、と。

ベースに置くカードは伏せて出すのでいらないカードでも良いんだけど、オープンすることで場に効果を及ぼすベース専用のカードもあるので、それを優先して置きたい。
CPもEPもベースにカードを置く以外に増殖させる手段はおそらくないので、安いキャラやコンボをたくさん詰め込んで一気に展開する(いわゆるビートダウン)方が安定するっぽい。
CPにしてもEPにしても、ターン経過すれば確実にたまっていくモノではあるので、コストのでかいカードも、耐えてれば確実に出せはする。多分、それで一発逆転的な展開もあるんだろうけど、相手の展開力が高いと出せるようになるまでに殴り負けるようだ。

地水火風時空幻の原作属性はゲームには採用されていない。まあ、装備としてのクォーツとかまでカード化されるわけがないし、属性毎のダメージ補正とかTCGのダメージスケールで実装されたら計算はめんどいしバランスブレイカーも良いところなのであってもしょうがない。
じゃあどの辺で個性出すのかというと、キャラクターの所属組織。MTGで言うところの種族に該当して、遊撃士協会、星杯騎士団、クロスベル警察、身喰らう蛇の4つがある。ちなみに、二つの組織をリンクする効果というのが存在して、組織限定の効果範囲を拡大することが出来る。この辺がコンボのキーになる要素のようだ。ちなみに、今のところ、特定の組織に対するアンチカードはないっぽい。

あと、ゲームの進行がやや特殊。ドロー、拠点配置、キャラ召還をターンプレイヤーが行った後、相手も同じ行動をとって、それからバトルと続く。バトルも攻撃宣言はキャラ1名ごとに交互に行う。一連の処理が終わったらターンプレイヤーが交代して次のターンとなる。
おそらく、先手後手での有利不利を消すためにそういうルールになって居るんだと思う。直感的ではないが、暇な時間が生まれにくいのもあって悪くないルールだと思う。

あと凄いなと思ったのが、シールド戦。ブースターを4つあけて、それを丸々デッキとして扱う。つまり、完全にランダム自動生成デッキで対戦するというルールになっている。
それでちゃんと遊べるだけのデッキができあがるルールになっている、というのが凄い。

実際に遊んだ人のレポートを見る限り、ゲームとしての出来は思ってたよりもずっと良い。適当に組んでもそれなりに戦えるが戦術性はけっこうある、1回のプレイ時間は比較的短く、原作要素をシステムにちゃんと活かしている。
汎用ルールがあってそれをちょっとカスタムして大量横展開、というビジネスモデルみたいだったのでそんなに期待はしてなかったんだけど、個人的には好印象。少なくともファンアイテムとして要求されるレベルよりもだいぶクオリティはよさげに見える。
まあ、売ってないんですけどね。

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2024年12月 4日 (水)

個人専用エージェント(代理人)としてのAI

昨今、AIについていろんなところで取り沙汰されているが、なんか思ってたのと違う。今AIと呼ばれているものの大半はネットの情報つまみ食いしてそれっぽいウソを量産する大喜利マシーンでしかない。
子供の頃心ときめかせたSF作品に出てくるAIと言えば、ナイトライダーのKITT、ターミネーターのスカイネット、2001年宇宙の旅のHAL9000。今のままAIが進化したところで、これらにたどり着くとはちょっと思えない。

まあ、スカイネットやHAL9000みたいな惨劇引き起こすようなシロモノになられても困るんだけど、もうちょっと夢のあるAIについて考えてみたい。
考えてみれば、知性あるコンピュータ的なものということであれば、昭和のロボットが実はそうではないか。鉄腕アトムにドラえもん、昭和の未来像にあったアンドロイド的なあれやこれやこそ夢のAI像なのではないか。
現実に落とし込んでいくと、執事や付き人のように、主人に仕えていろんな雑事とか代行してくれる存在のデジタル版が我々の求めるAIじゃないかと言う気がしている。
個人用途に特化した万能の代行AI、ここではエージェントAIと故障することにする。

そんなわけで、エージェントAIに必要な機能やインフラについて考えてみる。
機能として必要なのは

  • 人の要求を理解
  • 考え得る実現手段を提示
  • 代理権限を持って実行
  • 個人情報などの適切な保護運用
  • 法令違反や犯罪に巻き込まれる等のリスク管理

あたりだろうか。
別に仮想人格である必要はないと思うが、UIとして上記の機能を持たせるためには人間様とのコミュニケーションは必須。であれば、ヒューマンインターフェースは人格を持ったアバターとのやりとりという形が一番汎用性が高いかな。

エージェントAIは個人に特化しているので、現在の「不特定多数が利用する形態」のAIとはあり方が根本的に異なる。
いわゆるデータセットは生体情報も含む個人情報の全てが望ましいが、そんなものを中央集権的に集めることは技術的にも倫理的にも問題があるからだ。
一方で法令順守や相場情報など、共通認識でないと困る情報もあるのでそれらは個人情報とは別立てでパブリックなデータセットとして公正にメンテナンスされる必要がある。

それとは別に考えなくてはいけないのが、AI同士のやりとりに関するあれやこれや。
代理人としての機能を持たせる以上、公的機関や企業はもとより、他人同士での交渉が必要になるだろう。
つまり、AI同士が情報のやりとりが必要になる。そのときに、決まった手順と公正さを担保する手段がないと取引が成立しない。
現実では、契約法なんかでルールを定め、罰則を設けて法的処罰をすることで不正を防ぐといった手段が執られている。それと同等の機能を、AIが活動するためのプラットフォームとかプロトコルを整備するといったことが必須になる。
人間と違って、AIはあくまで命令に従うプログラムでしかないので、法令遵守などの重要事項は個人の要望よりもプライオリティを高く設計してやればAI自身が不正を働くことはないし、犯罪行為に荷担することもない。
公正さを必要とする部分のデータセットは公的機関がオープン化して共有する。AI同士で交渉する場合の手続きルールなんかもそこに含めてしまえば良い。プライベートデータセットよりも共有データセットの優先順位を上位にすることで、AIの公正さを保証する。

まとめると、エージェントAIは人の数だけ存在する独立したAIであり、プライベート情報にまつわるデータセットなどの管理は自身で行う。
一方で、コンプラやら市場情報、交渉ルール等のパブリックな情報を扱った共有データセットをAIプラットフォーム側で用意して、オープンな形で運用する。優先度の高い共有データセット、優先度が低く自身が管理するプライベートデータセット、AIはこの二つのデータセットを参照して判断する仕組みを実装する。

そして、AIのつくりよりも大事なのが、プラットフォーム側のあれこれ。共有データセットは相互監視して公正さを確保し、プラットフォームというか、ライフラインインフラとしての信頼性も兼ね備えないといけない。
整備に金もかかるし、誰が主導して実現するのかというのも政治的にいろいろやっかいそう。技術的にもハードウェアレベルでのブレイクスルーがまだ何段階か必要になりそうな気がする。

 

 

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2024年11月14日 (木)

生成AIに関する諸問題を扱っているのが文化庁なのって、もしかして知らない人多い?

X(Twitter)のタイムラインにこんなのが流れてきた。

某ラジオ番組なんかで取り上げられてたときも、デジタル庁の動きが遅い、みいたな言われ方をしていて、それ管轄違いだよなぁとか思ってたんですが、もしかして、今メイン担当は文化庁だってことをみんな知らなかったりするのだろうか。

規制するにせよ、推進するにせよ、現状ベースになるのは著作権法なので、管轄としては文化庁で、関係者集めてのの検討会はもう何年も前からやって意見交換とかしてるんだけどな……。関係資料も文化庁から出てるんだけど、見てないどころか存在していることすら認知されてない?

文化庁:AIと著作権について

 

 

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2024年11月11日 (月)

内容詐称ゲームのプロモーションポストにコミュニティノート付いてて草

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PRポストにもコミュニティノートってつけられるんだな。ちょっと笑ってしまった。

そもそも、ピン抜きもそうだけど、広告の動画はせいぜい3択から誰が見てもすぐにわかる正解を選び続ける虚無ゲーで、これだけやらされるとしたらとんだクソゲーだと思う。

ざっくりググッて見たけど、ゲーム本編はもうちょっと中身のあるシミュレーションゲームのようだ。多分そっちの方がちゃんと面白い。一体何を広告してるのかいまだに謎。

 

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2024年11月 8日 (金)

街コロ2リアルに遊んだ(初)

先日のボドゲテスプ会で珍しく時間が余ったので、居合わせたメンツで街コロ2をプレイ。
コンビニ戦術が序盤はまっていい感じだったんだけど、後半出目運が失速して鉱山+ブランドモールで一気にまくられてしまった。1D戦術はやはり後半失速するね。

1に比べてセットアップも早いし、プレイも短時間で、場に出るカードで遊ぶたびに展開が変わって飽きにくい。1に比べて圧倒的に面白くなってると思う。
まあ、シナジーのあるカードが出なくてやきもき、みたいなことも起きてしまうので痛し痒しではあるんだけど、

ゲーム性自体は無印の街コロとそんなに変わってなくて、純粋な拡大再生産型。駆け引き的な部分は場に出たカードをどういう順で押さえるか。具体的には、どのコンボをめざすか、自分のコンボを優先するか、相手のコンボ妨害を主眼にするのか、貯めてランドマーク建設をめざすのか、あたりが戦術要素。
有利不利はあれど結局出目に左右されるので、ガチ勢と初心者交えても比較的カジュアルに遊べて、拡大再生産系としては最軽量だと思う。その分シミュレーション系ガチ勢には物足りないというのはあるだろうけど、そういうゲームはメンツそろえるのが大変なんだよねぇ……。

総合的に見て、かない良いゲームだと思う。

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